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【レビュー】ザ・コピーライティングー心の琴線にふれる言葉の法則

今回は、伝説のコピーライタージョン・ケープルズさんの「ザ・コピーライティングー心の琴線にふれる言葉の法則」という本を紹介していきます。

本書の概要

本書は、どのようなキャッチプレーズ・文章が人の心を惹きつけるのかを解説しています。効果的な見出しのパターンや人々の注意を引く訴求ポイントなどを実例を用いながら解説するという構成です。
著者が長年かけて明らかにしてきた広告コピーについての様々な法則が紹介されており、一度読んだら終わりというような本ではなく、文書を書く時に、辞書のように振り返りながら読む本という感じです。
本書の主なターゲットは広告業界の人で、効果的な広告にするにはどのように言葉を選べば良いかという内容です。しかし、現代は、様々な人がSNS等で情報発信をする時代です。どのような言葉を選べば、人に注意を引いて、読んでもらえるのかは広告業界の人でなくても知っておいて損はない内容だと思います。

 

次に、私が本書を読んで重要で皆さんに伝えたいと思ったポイントを3つだけ紹介します。

ポイント①:相手にとってどんなメリットがあるかに終始する

文章を読んでもらいたいと思っていながら、自分の伝えたいことばかり書いていないでしょうか?
自分の伝えたいことばかり書いていても、読んでもらうことはできません。読んでもらうには、その文章をよんで、読者にどんなメリットがあるかを明確にしなければいけません。
読むことで読者にメリットのあることが明らかな文章であれば、人は興味をもって文章を読んでくれます。
情報発信をするときは、読者にどんなメリットを与えられているかを常に意識しましょう。


ポイント②:見出しがもっとも重要

大抵の文章には、見出しがあります。重要なことは本文に書いてあるからと、見出しをなんとなく書いていないでしょうか?
文章を読んでもらうには、見出しがもっとも重要です。見出しで読者の注意を引けなければ、その後の文章がどれだけ良い文章であっても、読まれることはありません。
では、どのような見出しを書けば良いのかというと、上記で紹介した「読者にメリットがあること」がわかる見出しです。
このような見出しを書くことができて初めて、「見出しを読む」から「本文を読む」という次のステップに進んでもらえるのです。

ポイント③:見出しは短くある必要はない

あなたは見出しは短くなければいけないと思ってはいないでしょうか?
実は見出しは必ずしも短くなければいけないということはないのです。見出しで最も重要なことは読者に内容がちゃんと伝わるということです。
短くしなければと言って、削りに削った結果、一度読んだだけでは意味がわからない文章になってしまったということではダメなのです。
まずは、ちゃんと内容が伝わること。その上、簡潔であれば尚良いというスタンスでいきましょう。

最後に私の本書のおすすめ度を紹介します。

おすすめ度:・☆☆☆☆(ぜひ読んでほしい)

本書は、基本的には、コピーライター向けの内容となっています。しかし、冒頭でも紹介したように、現代は、さまざまな人が情報発信をする時代です。情報発信するからには、できるだけ多くの人に読んでもらいたいという人も多いと思います。
そんな人に役立つのが、本書です。本書のサブタイトルにある「心の琴線にふれる言葉の法則」とあるように、人の興味を引くにはある一定の法則があります。その法則を本書から学ぶことができます。
このような法則に興味のある人はぜひご自身で購入して、読んでみてください。

以上、「ザ・コピーライティングー心の琴線にふれる言葉の法則」の紹介でした。
これからもどんどんいろんな本を紹介していきますので、応援よろしくお願いいたします。