まことのビジネスに役立つ話

日々の読書で学んだビジネスパーソンに役立つスキルを解説しています。

【1/5】仮説思考とは?【仮説思考解説シリーズ】

本記事は、ポッドキャストの文字起こしです。

 

 

 

内容

・仮説思考とは何か?
・仮説思考を使うメリット
・仮説思考を使わないデメリット

 

文字起こし

こんにちは、サラリーマンポッドキャスターのまことです。
この番組では、読書好きな私が、日々の読書で学んだことを紹介していきます。

 

今回からは5回にわたって、仮説思考について紹介していきます。
仮説思考とは、仕事などを闇雲に進めるのではなく、仮説、つまり、現時点での仮の答えを持った状態で、それを検証する形で進めていくという仕事などで使える方法です。

この仮説思考を5つのエピソードにわたって解説していきます。
この5つのエピソードは一気に公開するので、続きが気になった方は続けて、聞いてみてください。

5回のエピソードの内容は

1回目(今回)は仮説思考の概要
2回目は仮説の立て方
3回目は良い仮説と悪い仮説の違い
4回目は仮説の検証方法
5回目は良い仮説を立てるためのトレーニング方法

について紹介します。

 

これらのエピソードを作るにあたって参考にした書籍は概要欄に載せておきますので、気になった方はぜひ読んでみてください。

 

ところで、みなさんの周りでも要領の良い人っていないですか?
そこまでガツガツ仕事をしているわけではないのに、しっかりと成果を残す人。
そうなれたらいいなと思いつつも、なかなか成れるものではないですよね。


私はどちらかというと要領がいい方ではなく、努力でカバーしてきたタイプで、過去には、要領が良い人に憧れて、手を抜いて見るみたいなこともしましたが、手の抜き方の勘所もわからず手を抜いて、見るからにアウトプットの質が下がったりしたこともあります。

 

詳細は後で紹介しますが、ざっくり言うと、仮説思考は成果に繋がらないことをやめて、効率的に仕事が進められるようになる方法ともいえます。

 

今回をあわせた5つのエピソードにわたって、事例を用いながら仮説思考について詳しく解説していくので、聞いていただいた皆さんには、仮説思考を理解していただき、効率的な仕事の進め方ができるようになっていただけると思います。

 

今回のエピソードでは、まず、仮説思考についてどんなプロセスで進めていくのかと仮説思考を使った時のメリット、使わないとどんなデメリットがあるかを紹介していきます。

 

では、本題に入っていきます。

冒頭でも簡単に紹介しましたが、仮説思考は仮の答えを持って、それを検証し、検証結果を持って仮説を改善するというプロセスを繰り返す形で、仕事を進めていく方法です。
この仮説思考を用いるメリットは、仕事のスピードが上がるということです。

 

これだけ聞いても、仮説思考の流れがよくわからないと思うので、具体例を紹介してみます。
セブンーイレブンジャパンの事例です。
人によっては、「コンビニなんてどこも一緒」という人もいるかもしれませんが、ビジネスの観点から見ると、セブンイレブンは他のコンビニ大手とは一線を画しています。

というのも、業績の指標ともいえる営業利益率が他のコンビニ大手と比べるとダントツで高いからです。
これを実現したのは、仮説思考です。

 

具体的には、商品の配置をこうした方がお客さんに手にとってもらいやすいのではないかという仮説を立て、実際に、配置換えをしてみる。
新しい配置でより売れたら、その仮説は正しかったということになり、売れなければ、前のやり方に戻すか、あるいはまた別のやり方を考えて、それを実際にやってみて確認していく。

 

このように仮説を立て、それを検証していくというプロセスを繰り返すことで、競合を圧倒する営業利益率を実現することができました。

 

 

今回のエピソードは概要だけをお伝えする回なので、より詳細な話、例えば、
「仮説をどうやって立てたら良いか?」や
「どんな仮説を立てたら良いか?」
「検証の仕方にはどんなものがあるか?」
といった話は次回以降のエピソードでご紹介します。

 

では最後に仮説思考を用いなかった場合のデメリットを紹介していきます。

 

もしかすると、ここまでの仮説思考のプロセスの話を聞いて、人によっては「1つの仮説を決め打ちで検証するなんて方法をとってもいいの?」と、つまり、「もっと網羅的に考えて、問題の解決策をリストアップし、それぞれの費用対効果などを事前に分析してから最も良いと考えられるものを実行に移すというプロセスを踏まなくていいの?」と考える人もいるかもしれません。

 

このような疑問を持つ人は大企業にありがちな網羅思考を持つ人かもしれません。
網羅思考とは仮説思考とは、逆の考え方です。

 

たとえば、業績不振などの問題があった時に網羅思考で解決しようとすると、次のような流れになります。
まずは、すべての課題をリストアップします。
製品の開発費、生産コスト、製品の品質、競合製品との性能比較など大きな問題から小さな問題まで全てリストアップします。
そして、出てきた課題に対して、それぞれ改善策を出します。
1つの課題に対して、1つの改善策というわけにはいかないので、複数の改善策が必要になります。

そして最後に、各課題の優先順位付けをしてから実行に当たります。

 

今ここで流れを言うだけだと、簡単ですが、最初の課題のリストアップには膨大な情報収集が必要ですし、それぞれの課題の改善策の立案も容易ではありません。
当たり前ですが、問題・課題の解決では、解決策の実行が最も重要ですが、実行前の準備段階でかなりのリソースが使われてしまうという弊害があります。

 

大企業のように多くの人員がいるなど、膨大なリソースがある場合はこの方法でも良いかもしれません
しかし、個人が個別の業務に対して、網羅思考の進め方をしてしまうと、準備段階で時間を使ってしまい肝心な実行段階に時間が割けず、その結果成果も出せないということになりがちです。

 

たくさん可能性があるのに、それらを全く考慮せずに、いきなり決めうちするのが、最善とまでは言いませんが、行動する前の計画段階であまりに多くの時間を使うのは適切ではないということです。

 

それでは最後に今回のエピソードのまとめをします。

今回のエピソードでは、仮説思考とは何か?仮説思考を使うメリットは何か、そして、逆に仮説思考を使わないデメリットについて紹介してきました。

 

内容の復習をすると仮説思考とは、仮の答えを持ってそれを検証するというプロセスを繰り返す形で、仕事を進めていく方法で、仮説思考を用いるメリットは、仕事のスピードが上がるということでした。

 

仮説思考とは、真逆の網羅思考を用いて仕事を進めた場合は、準備段階でかなりの時間が使われてしまい、一番重要な実行に十分な時間が割けない、その結果、成果もあげにくい・でないというようなデメリットがあると紹介しました。

 

仮説思考については、今回合わせて5つのエピソードに分けて詳しく解説しています。
次回以降のエピソードの内容は次の通りです。
次回のエピソードでは仮説の立て方を解説し
その次に、良い仮説と悪い仮説の違いについて解説します。
さらに、その次のエピソードでは、仮説の検証の仕方を紹介し、
最後のエピソードでは、より良い仮説思考を実践するためのトレーニングを紹介します。

 

これらのエピソードはすでに投稿されていますので、興味を持たれた方はぜひ続けてお聞きください。

それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございます。

もしこのエピソードが役に立ったと思ったらTwitterなどで拡散していただけるとうれしいです。

また次のエピソードでお会いしましょう。

 

 

次回のエピソード

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