まことのビジネスに役立つ話

日々の読書で学んだビジネスパーソンに役立つスキルを解説しています。

【要約】やり抜く人の9つの習慣

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

 

 

 

本エピソードの内容

・「やり抜く人の9つの習慣」の要約を紹介します。
・目標達成のためにすべきことを3つ紹介します。

 

文字起こし

こんにちは、サラリーマンポッドキャスターのまことです。
この番組では、読書好きな私が、日々の読書で学んだことを紹介していきます。

 

エピソードの概要説明

今回のエピソードでは、ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの「やり抜く人の9つの習慣」という本の要約を紹介します。

著者のハイディ・グラント・ハルバーソンさんはコロンビア大学で心理学を研究する学者で、本書は科学的に証明された心理学的に正しい目標達成の方法を紹介する一冊です。

 

エピソードを聞くメリット

みなさんの中にも1年の初めなどに目標を立てるけれども、なかなか達成することができないという人も多いのではないでしょうか?

それもそうで、人は基本的には怠けもので、私たちがやりたいと思うことは、ほとんどの場合、目標達成にすべきこととは真逆のことだからです。

 

今年こそやせると思っていても、スイーツが食べたくなるし、

英語を習得したいと思い、YouTubeで英語の動画を見ていても、いつの間にかお気に入りのYouTuberの動画を見たりしてしまいます。

目標をなかなか達成できない人は、意思力が低いとか、能力が低いとかではなく、単純に正しい知識がなく、間違った方法をとってしまっている可能性があります。

ぜひ、今回紹介する科学的に証明された目標達成の方法を実践いただきたいと思います。

 

タイトルのやり抜く人の"9つの"習慣ということからわかるように、本書には目標達成のためにすべき事が9つ紹介されています。

今回のエピソードでは、 その9つの中から私が特に重要だと思ったり多くの人ができていないだろうなぁと思ったことを3つ紹介します。

 

 

今回のエピソードで3つの目標達成にすべきことを聞いてもっと知りたいと思われた方は概要欄に本書のリンクを貼っておきましたので、ぜひご自身で読んでみて下さい。

 

 

では、順番に紹介していきます。

 

目標に具体性を与える 

1つ目は、「目標に具体性を与える」です。

これはよく言われることなので、聞いたことがあるという人もいるかもしれませんが、特に重要だと思ったので紹介します。

 

これは例えば、目標を「やせる」とするのではなく、「5kgやせる」とか「27インチのジーンズを履けるようにする」とか、どうなったら目標達成と言えるのかを明確するといったことです。

 

個人的な意見としては、期限も明確にしたほうが良いと思います。

どうなったら目標を達成したといえるかに加え、いつまでにそれをやるかを明確にすることで、おのずと何をすれば良いかも明確になります。

 

半年後に5kgやせるなどとすれば、毎日の食事・運動はどれくらいすれば良いのかなどが自ずと決まってきます。

 

もちろんダイエット以外の目標にも使えます。

例えば、1年後にある資格を取りたいという場合。
その資格の試験が6つの分野に分かれていたら、1年後に試験を受けるなら、1分野あたり2ヶ月の勉強期間があることになります。
さらに、2ヶ月で1分野終えるには、1日に換算するとどれくらいやらないといけないかということがわかってきます。

こんな具合で、目標に具体性を与えることはいろんな目標の達成をサポートしてくれます。

 

また、プラスアルファとして、「目標を達成して得られること」と「そこまでに考えられる障害」を考えるというのも紹介されていました。

 

例えば、目標を達成して得られることは、ダイエットなら好きなファッションを楽しむことができるとか、健康になるとかです。

また、そこまでに考えられる障害とは、友人の飲み会の誘いとか、帰宅ルートにあるご飯屋さんの誘惑とかですかね。

 

目標を達成して得られることを明確化することで、目標達成へのモチベーションが増しますし、そこまでに考えられる障害を明確化することで、事前にリスクの対策をできるというメリットがあります。

 以上が、1つ目の「目標に具体性を与える」についての紹介です。

 

やり抜く力を持つ

2つ目は、「やり抜く力を持つ」です。

これを聞いて、「いきなりそんな事言われても、やり抜く力をもってれば困ってないよ」と思った人もいるかもしれません。

しかし、ここでいうやり抜く力を持つとは、根性で頑張れとかそういう話ではなく、次のような考え方をしましょうということです。

 

私たちは自分の能力に関して次のどちらかの考え方を持っていると言われています。
それは「個々人の能力は生まれ持ったものとして固定されている」というものと、「能力は経験や努力を重ねることで高めることができる」というものです。

 

前者の「能力は固定されている」というのは、科学的に間違っていることが証明されていて、後者の「能力は高めることができる」という考えを持つことが、やり抜く力を支えるとされています。

 

達成困難な課題にぶち当たっても、「自分は才能がないから・・・」などとは考えず、「今の自分には無理かもしれないが、正しい努力をしていけば、自分にもできようになる」と考えることがやり抜く力につながります。

 

 

自分を追い込まない

最後、3つ目は、「自分を追い込まない」です。
これは、私たちの意志力には限りがあるので、可能な限り、意志力を節約しましょうということです。
ここでいう意志力とは、誘惑に耐えたり、めんどうだけど目標達成に必要なことを実行する意志の力という意味です。

 

次の禁煙に関する研究結果があります。

禁煙を続ける自信があり、自信が故に、誘惑をあえて避けようとはしない人と禁煙を続ける自信がないので、極力誘惑をさけた人、この両者では、後者の禁煙を続ける自信がないので、極力誘惑をさけた人の方が禁煙を続けられた人が多かったそうです。

 

誘惑に耐えるには、かなりの意志力が必要です。
最初は誘惑に耐える余裕があったとしても、耐え続けるうちに、意志力が消耗し、しまいには、誘惑に負けてしまいます。

 

また、意思力を消耗しすぎない方法として、2つ以上の大きな目標に同時に挑戦しないようにするとも紹介されていました。
怠けたい気持ちを抑えて、やるべきことに取り組むにも意志力が必要です。

 

同時に複数の大きな目標の達成に挑戦すると、意志力を消耗しすぎて、どちらの目標の達成も難しくなってしまいます。

 

目標を達成するには、困難な課題に立ち向かう必要はありますが、どちらの方法でも目標に近づけるなら、あえて困難な道を選ぶ必要はなく、簡単な方を選ぶべきとも言い換えられるかもしれません。

 

以上が「やり抜く人の9つの習慣」という本に載っていた9つの目標達成の方法の中から特に重要と思ったもの3つの方法の紹介でした。

 

今回紹介したような方法を知っていると知らないでは、目標達成の難易度がかなり変わります。

知らないと、知らず知らずのうちに、ハンデを背負った状態で目標達成に挑戦するようなものなので、ぜひ今回紹介した内容を覚えておいていただければと思います。

 

アクションプラン

次は、皆さんにアクションプランを提案したいと思います。

せっかくいろいろなことを学んでも、実践しなければ意味がないという考えから、この番組では、学びを紹介してから、その学びを皆さんに実践してもらうためのアクションプランを提案しています。

 

今回提案するアクションプランは、「みなさんが持っている目標を具体的にする」です。

 

今回紹介した学びにも「目標に具体性を与える」というものがありましたよね。

これは、目標達成に向けた第1歩目とも言えるようなものなので、ぜひ実践していただきたいと思います。

 

何を、いつまでに、どれくらいにするのか、と言った具合で数字などで明確化してみてください。

 

現在、特に目標がないという人は、目標がないと人は成長しない、または、成長スピードが著しく遅くなってしまうので、目標を設定するという目標を設定してみてください。
「〇〇に関しての目標をいついつまでに設定する」と言った具合ですね。

 

目標を明確化したその後の流れは次の通りです。

目標が明確化されれば、現状とのギャップが明確になったり、期限から逆算して、いつまでになにをしないといけないのかが明確になるので、目標達成までの道のりを計画できるようになります。

計画を立てたらあとは計画に沿って、実行していきます。

目標の達成までには、さまざまな困難が立ちはだかっていると思いますが、今回紹介した「やり抜く力を持つ」や「自分を追い込まない」などを意識しながら実行にあたってもらえればと思います。

 

まとめ

それでは最後に今回のエピソードのまとめをします。

 

今回のエピソードでは、ハイディ・グラント・ハルバーソンさんの「やり抜く人の9つの習慣」という本の要約を紹介しました。

 

本書は科学的に証明された心理学的に正しい目標達成の方法を紹介する一冊です。

本書の中では、9つの目標達成の方法が紹介されていましたが、今回のエピソードでは、そのなかから私が特に重要だと思ったものを3つ抜粋して紹介しました。

 

その3つとは、

・目標に具体性を与える
・やり抜く力を持つ
・自分を追い込まない

でした。

 

内容を復習すると、

「目標に具体性を与える」とは、何を、いつまでに、どれくらいにするのかと言った具合で目標を数字などで明確化することでした。

2つ目の「やり抜く力を持つ」とは、自分の能力は、生まれながらに固定されたものではなく、努力次第で改善できるものだと考え、「私には才能がないから」などと言って諦めることはせず、どうすればできるのかを考えるということでした。

最後の「自分を追い込まない」とは、私たちの意志力には限りがあるので、可能な限り、意志力を節約しましょうということでした。

 

本書には、意志力の鍛え方など、目標達成までの道のりで役立つ方法が、残り6つ紹介されています。

もっと目標達成に近づくための方法を知りたいという方は、ぜひ本書を手にとって内容を確認してみてください。

 

それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございます。
もしこのエピソードが役に立ったと思ったらTwitterなどで拡散していただけるとうれしいです。
また次のエピソードでお会いしましょう。